空手道 永心武館

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永心武館


さいたま市緑区馬場1-12-13
048(873)1716 

稽古内容と理念・昇級審査について

一般部・少年部の主な稽古内容

【立ち位置での基本】
礼儀作法・立ち方・攻防としての手足の使い方・身体操法を用いた空手の動作方法・受け・突き・蹴りの方法など

【移動基本】
立ち位置での基本を移動しながら応用する稽古

【組手】
五本・基本一本・自由一本・受け七法・十本・連続十本・追い込み・完全自由・複合組手・型の分解組手

【型】
永心道空手では、沖縄の一般的伝承型を研究および稽古しています。

空手の型とは、仮想の敵を想定して一人で行う攻防の動作のことで、型はそれぞれ20~70挙動ほどあり、空手の技と思想はすべて型に含まれているので型を学ぶことが空手そのものを学ぶことといえます。
特に型の分解に力を入れて稽古することで、空手の思想と術理を理解できます。


◆永心道空手 指定型一覧◆

 

一般部

少年部

ピンアン二段

ピンアン二段

八級

ピンアン初段

ピンアン二段

七級

ピンアン三段

ピンアン初段

六級

ピンアン四段

ピンアン三段

五級

ピンアン五段

ピンアン四段

四級

ナイファンチ初段

ピンアン五段

三級

パッサイ大 

サンチン

テンショウ

ナイファンチ初段

二級

ジオン   

パッサイ大

クーシャンクー大

ジオン

初段

松濤のワンシュウ    松濤のセーシャン

ゲキサイ1   ゲキサイ2

クーシャンクー大

二段

ジイン   ジッテ   クーシャンクー小

ナイファンチ二段    松村のパッサイ

 

三段

チントウ   二十四歩   セイエンチン

サイファ ナイファンチ三段 ローハイ初段

 

四段

チャタンヤラクーシャンクー   五十四歩

古式ナイファンチ   四方クーシャンクー

 


※太字の型は、昇級および昇段審査対象の型です。


【武器術】
黒帯取得以降は古武術にて使用される棍(棒)とサイの稽古を行います。
元来空手は徒手空拳に加えて武器術をセットで学ぶことが肝要であり、これこそが古伝空手の核心を学べる事といえます。

【呼吸法】
丹田腹式呼吸法は空手の準備や動作において必須のものであります。
特に呼吸と心の調和で身体を内面から変化させていく永心道空手において、呼吸法の稽古は時間をかけます。
何度も繰り返し稽古することで呼吸による気血の巡り、身体の緩急を体得できれば、自身の心身がコントロールできるようになってきます。

昇級・昇段審査について

年2~4回、当館の規定に準じた昇級昇段審査を行います。

審査は各会員のレベルを考慮して、昇級または昇段が可能と判断された時期に審査対象となります。

各級や段には細かな基準と審査内容が定めてあり、加点式で合否が決定されます。

特に型の習得と理解が必須項目のため、初段取得までに八つの型の習得が必要となりますが、段階的にカリキュラムをこなしていくシステムゆえ、自然と身につくのも当館の特徴です。

5つの心訓


永心武館では心身鍛錬のため以下の5つの心訓を掲げています。


武の心を習い、(戦わずして勝つ心の持ち方)


禅の心を悟り、(心が乱れない考え方)


勇の心を養い、(あきらめず、くじけない心の養い方)


義の心を重んじ、(人を大切にする心の持ち方)


礼の心を尽くす(いかなる状況においてもに感謝の心を持ち続ける)


空手の稽古を通して自分の心を見つめ、困難にくじけない強さを学び、他人にやさしく親切な人柄であることを心の育成としています。

空手を効果的に学ぶために

【人体を理解する】

これは当館の稽古理念のひとつであり、永心道空手習得のためには非常に重要な項目です。


人体を理解するとは、単に解剖学的に骨や筋肉の名称を覚えるだけではなく、関節や筋肉の構造とメカニズムなどの機能を理解し、これらが運動に(空手でいえば動きや技に)どう関わっているのか、そして効果的に鍛え育てていくにはどうすればよいのかを理解するということです。


これにはまず身体を思いのままに操る能力、すなわち【体操】という能力を高めることに繋がります。


永心道空手の礎である古伝空手は武術であるがゆえ、いわば究極の身体操法であるといえます。


たとえば、目を閉じた状態で瞬時に両手を肩の高さに挙げることができるか、あるいは、片手は斜め45度上、片手は斜め45度下にキメることができるか・・・といった自分の意志通りに身体を操る(体操)ことができてこそ武術という無限大の身体操法を可能にするということであります。


もっと具体的な例では、空手の腕受けによる肘の角度は90度が理想とされますが、これは肘の角度が直角であれば強い力が発揮され、結果強い受けにつながるということからです。
しかしキネシオロジー的には肘関節110度が最も強い状態を維持できるので、実際には直角からほんの少し腕を伸ばしたところが正確な腕受けの位置になる・・・という理屈になるわけです。


ではなぜ直角であれば強い力が発揮されるのか・・・。


これには筋肉の収縮様式と関節可動域に裏付けされる理論があるのですが、ここを理解できればなぜ受けはこう動くのかが理解できることになり、技の理解がより深くなることを意味しています。

そして技の理解が深まれば結果武術習得の近道にもなるということです。


このように究極の身体操法を導き出す根底には先に挙げた【体を思いのままに操る能力】、いわゆる物理的・力学的な観点からも空手を分解および研究することにあります。


全身を、状況に応じてくまなく、思いのままに操り動かすことが武術習得のみならず、スポーツのスキル向上や如いては日常生活において快適に過ごせる手段にも相成るわけで、ここに『無駄な力を使わず身体の構造を利用した武術習得』を目標とした当会独自の稽古法があります。

ともあれこのような【人体を理解する】稽古は一般部から、少年部はからだづくりを主体とした【体育】としての稽古をすすめていくことで空手が確実に身についていくプロセスを確立させております。

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